結膜炎、目薬を嫌がる子どもが自発的にさした方法とは?

親子育対談

結膜炎、嫌がる子どもが自分から目薬をさした!そのときの親の関わり方とは?

H)つい先日、
4歳の息子が、結膜炎になったんですね、生まれて初めて。
朝起きたら目が赤くなっていて、かゆいかゆいって言って。

病院に行ってみたら、結膜炎だったわけです。
お医者さんから目薬を出していただいて、さしたんです。
最初は片目にさしました。
そしらたやっぱりしみるので、泣き出したんですよね。
もう片方もやりたかったんですけど、
「もうやだやだっ!」ってなったんです。

そのね、「やだやだ」って言える子が素敵なんだから
言わない子のほうがもっと心配なんだから。
大泣きしてもね、自分の意見を主張したってことはいいことよ。

H)過去の僕だったら、やっぱり親として早く治って欲しい。
かゆいかゆいって言っているのを見ていられないから
何とかしてでも 、その日のうちに目薬をさしたいって思っていました。
もしかしたら、もう羽交い締めにして、さすぐらいしちゃったかもしれません。

ですが、子どもが自分で決めて、判断してというやり方、
コミュニケーション 、接し方とか
無理矢理やらせるのはいけない、ということを聞いていましたので
なんとか目薬を自分でさしたくなるようにならないかなと思って、
色々試したんですね。

朝、片目は目薬してたので良くなったんです、赤みが取れて白くなって。
でも片目はまだ赤いままで、かゆいかゆい。
「薬、ささないからかゆいんだよ、まだ赤いんだよ、ほら鏡見てごらん」
て言って、一緒に鏡を見に行って、
「ほら、こっちは白いでしょ?こっちさしたほうだよね」
って言ったり。
それを見せても「やだやだ」って言っていました。

何とかならないかなと思って、今度はママを引っ張ってきて
「じゃあ、ママにパパ目薬さすね」
って言って、ママに横になってもらって
「パパが目薬さすから、見ててね」
ってママに目薬をさしたんですね。お手本示して。
ママは「あ〜すっきりした!」って喜んだ形を見せたんです。
それを見ても、やっぱりうちの子は「やだ」って言ってました。

で、これはもう仕方ないなって言って、諦めたんです、僕
結膜炎もちょっと我慢すれば治るだろうと。
本人がやりたいっていうときまで待ってみようと思って、
「じゃ今日は寝よう、また明日させるようになったら、さそうね 」
と言って寝たんですね。

次の朝 、私はすぐ仕事に出掛けて。
奥さんと子どもが家で過ごしている時に、LINEが送られてきたんですね。
「子どもが自分で目薬さしたよ!」
ってきて、
「え、どうしたの?」
ってきいたら、
「いや、よくわかんないんだけど、
 テレビ見てたら急に『僕、目薬さす』って言い出したの!
「え〜〜〜〜!!」
「ママさしてあげるね」
「うん!」
って言って、さしたそうなんです。
それで目もその日のうちに赤みもとれて。

僕が夜帰って、子どもに聞いたんです。
「どうして目薬さすようになったの?」
って聞いたら
「 できると思ったからやったんだよ!」
って言ったんですよね 。

親の関わり方を変えて、ちゃんと子どもの意思を尊重する。
その関わり方をしていけば、自分で何かを決断してやるんだっていうことを
僕自身が体験したので、これは本当に学んで良かったなって思ったんです 。

多くの親が力ずくで入れちゃいますよ。病気治すことが先決だもん。
だって、お医者さんだってそうするでしょう。
「治んないよ。薬飲まなきゃ」って力ずくでやるでしょう。

「もう絶対お医者さんには行かない」ってなるよね。

小児科の先生自体もね、そういう子どもへの関わり方を勉強したいと、

私に言われたことがあります。
子どもに気持ち良く診察を受けてもらうのには、子どもの気持ちがわからなきゃいけないでしょ。

だけど大体が力ずくでやる先生が多いんだって。これお医者さんが言うのよ。

だからそうじゃなくて、
自分から進んでやるのには、普段からそういう付き合いをしていないと
いきなり会って、すぐにその子が言うことを聞くかというとそんなことはないのでね 。
「この先生僕は大好き 」っていう 、
そういう関係を普段から築いていれば、先生が
「こうした方がいいんだよ」
って言ったら、そうかなと思って、
痛いけどちょっと我慢するとか、そういう気持ちが出てくるのよね 。

私の知り合いの小児科の先生は、
「子どもが泣くことは私のところではありません」
って。

H)そういうお医者さんに連れていきたいですね

だから大人の対応の仕方次第で、
子どものあり方も変わってっちゃうのよね。

だから大人が、本当に小さなことなんだけど、
子どもの意志、子どもの思っていること、「いやなものはいやだ。」って言えること。
それを言えることを大事にして「いやなんだね」って「 わかったよ」って。
「いやなものはいやだもんね」って言ってそれを認めると、
それが「受容」なんですけどね。
そうすると子供は受容されて、安心するんですよ。


「だめでしょ、そんなことやってたら。どんどん悪くなって目が見えなくなる」
なんて脅しますよね。
そうしたら子どもはどんどん不安になるし、でも薬はいやだってなると

子どもは大混乱の中で、どうしていいか分からない、泣きますよね。

H)ちょっと大げさに嘘を言っちゃうこともありますね。。。

嘘はダメ。
嘘は騙すことでしょう?
人と人との関係で人を騙すって、良いこと?
大人の世界では当たり前なのに、どうして子どものこと騙すの?
騙す大人も多い。

大人がちゃんと真面目に正直に子どもと対応していれば、
子どもはそういう人のことを信頼するようになる。

この人の言っていることは本当なんだって。

だから、あなたの子どもさんがあなたのことを信頼してたんだと思う。
「悪くなっちゃうけど、まあでもいいや。嫌なんだから。じゃあ、そうしよう」
って言って、大人の方が我慢できた。
そのことで、子どもは自分自身で考えた訳です。
嫌な自分と、どうしようという自分と。
お父さんはこう言っている・・。
自分の中に文化ができたのだと思うのね。

目薬をさすのはいやだっていう自分はあったに違いないんだけど、
でも、もしかしたらできるかもしれない。
多分、何かやったときに「出来たね!」とか、褒めるようなってなかった、最近?
だから自信が出てきたのよ。

自分のやっていることは「だめだめだめ」じゃなくて
「こうしなさい、ああしなさい」じゃなくて、
「あ、できたね」とか「 あ、すごいね 」とか。
そうすると自分の中で何かやっても、
だめと言われないで、否定されないで、認められたっていう経験
自分の中の自己肯定感、「自分はありのままでいいんだ」って、
自分を認めて、そうすると自信が出るの。
安心することによって自信が出る。
そうすると意欲が出てくる。

「僕にできる」っていうも、その証明ですよ、その言葉が。
自信ができたの。
だから自分でさしてみようっていうね。

凄いことじゃない。
すごい経験を子どもはしたよ。

嬉しいの。
そういう話を聞くと。

そんな大事なことなのに、気が付かないままに、
毎日過ごしてしまっているっていうことがね、
その後、どれだけ後になってからその問題が大きくなって、出てくるかなんですよ。
いま気がついたからいいの。まだ幼児期にいるからね。
これ学童期になって気がついて、気がついたら変えざるをえないでしょ、
変えていくことなんですよ。
いつになっても遅いということはないんです。

ただ、その新しい自分を作っていくのには、うんと時間がかかっちゃう。
学年が上がれば上がるほどね。
でもそれはできなくはない。変えていかれるの。

そういうことを、わたしはたくさんの人に伝えたいし、
あなたがそんな素敵な経験ができるパパに、半年で変わったっていうのはすごい!
嬉しい!

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自信を持ち、意欲あふれる子に育つために、先回りしない、見守る、寄り添う子育てを、全ての親子に/宇都宮共和大学子ども生活学部名誉教授/フレーベル→和田實→日吉佳代子/時代を超え180年受け継がれる子育てを学ぼう/育児は育自/親が正しく育てば子は自然と正しく育つ/変化の時だからこそ原理原則を。
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